生まれつき体の構造に異常(奇形)がある場合があります。PRAAは非常に稀な病気で、本来胎児のときに存在する右大動脈弓が成長しても退化せず残ってしまう奇形です。残った血管が食道を囲むように発達することで食道を締め付けてしまい、食事が食べれなくなってしまいます。
今回来院された子猫も離乳食に切り替えた頃から吐くようになり、2ヶ月齢になった当初も体重が400gしかなく栄養不足からの発育不良を引き起こしていました
下の図はレントゲン写真です。造影剤が食道から流れず貯まってしまい食道が拡張しています。確定診断のためにCT検査を行う予定でしたが、体調の悪化と飼い主様の強い希望もあり開胸手術を行いました。
拡張した食道⇒
術後しばらくして吐く回数も減り、口からご飯を食べれるようになってきました。
小さい体で日々懸命に生きようとする姿に、スタッフ一同励まされています。