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猫の腫瘍①(口腔腫瘍: 扁平上皮癌)

年をとると動物も人と同じように癌にかかることが増えてきます。早くに発見できれば根治も見込める為、それぞれの動物の平均寿命の半分を過ぎたあたりからは定期的な健診をおすすめします。

今回はそのような癌の発見に少しでも早く気付けるように、当院に来院された小さながんサバイバーたちをご紹介していきたいと思います。

扁平上皮癌は猫の口の中にできる癌では最も多くみられ(口腔内癌の60〜80%)、処置が遅れると骨が溶け顔貌が大きく変わる為、猫ちゃんの生活の質を酷く低下させます。

今回紹介する猫ちゃんはいらっしゃった際には口に穴が開いており、出血傾向と下顎の腫脹が顕著に見られました。

扁平上皮癌は転移は少ないのですが、再発が見られる為、症状と癌の範囲から片側下顎骨全切除を提案しました。

切除した下顎骨と術後の顔貌です。術後にご飯を食べれなくなってしまう子も多い為、舌の動きを阻害しないように皮膚縫合をおこなっています。

頸部リンパ節への転移は見られませんでしたが、今後も注意して見守っていきたいと思います。

癌治療は早期発見、早期治療が重要です。高齢の猫ちゃんで多く見られる為、5歳を過ぎたら定期的な健診をお勧めします。いつまでも健康でいられるように日頃から気にかけてあげてくださいね😊

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