新着情報
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2024.02.29爬虫類の便秘
爬虫類も便秘をすることがあります🦎 様々な理由でなりますが、特に床材の誤食や、不適切な給餌、環境温度調整がうまくできていないことによるところが大きいように思います。 自宅でできることとしては温浴が良く言われており、温めることで胃腸の運動が促進され便の排出がしやすくなります♨️ ただし、脱皮前などはストレスをあたえてしまうため注意が必要です。 写真のカメレオンはごはんを食べないとの主訴で来院されました。 血液検査では血糖値の上昇以外目立った異常はなく、レントゲンで腸に何かが滞留していることが見てとれました。 温浴と浣腸により排便されましたが床材が詰まっていました。捕食の際にごはんについてきてしまったものと思われます。 飼育するレイアウトにはこだわりたいものですが、誤食されるのもこわいため、悩まれる飼い主様も多いのではと思います🤔
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2024.02.07ウサギの不正咬合
ウサギさんの不正咬合を目にする機会が増えてきたので紹介します🐇 ウサギは犬や猫と異なる歯のつくりになっており、常生歯といって常に伸び続ける歯を持っています。そのため、固い牧草や葉野菜などを食べないと歯が磨耗せず、歯並びが悪くなる不正咬合という病気になります。不正咬合になってしまうとうまく噛めないため、牧草はさらに食べることができなくなり、歯がどんどん伸びてしまう悪循環に陥ってしまいます。下の写真は実際に不正咬合のウサギさんの歯の状態です。このウサギさんは伸びた歯が舌に刺さってしまい舌に穴が開いていました。頑張って痛みに耐えていたと思います😖 歯を切って正常な状態に戻してあげることで改善しますが、固いものを食べないと繰り返すため、日頃のケアや食習慣が一番重要です! 最近固いものを食べなくなった、涎が出ている、歯軋りが酷い、何度も歯を切っているが良くならないなど、気になることがありましたら一度ご相談ください。
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2024.02.05猫の会陰尿道造瘻手術を行いました
こんにちは!きたなか動物医院です。 今回、雄猫ちゃんの会陰尿道造瘻手術(エインニョウドウゾウロウシュジュツ)を行ったので病気も含めてご紹介します。 雄猫ちゃんの尿道はとても繊細で細く膀胱炎や尿道結石、尿道カテーテルの留置などで簡単に傷つきます。傷ついた尿道は治る過程で厚くなり、徐々に細くなってしまいます。重度になるとおしっこが全くでなくなり最悪の場合急性腎不全からの尿毒症で亡くなってしまうこともあります😱 今回の猫ちゃんは一度尿石症でおしっこが出なくなり他院で入院治療を行っていたようです。退院後も膀胱炎を繰り返していたため、来院されました。確認したところ、尿道はカテーテルも通らないほど細くなってしまっていました。 一度細くなった尿道は元には戻らないため、細くなった尿道を部分的に切除し尿道を拡張する会陰尿道造瘻手術を行いました。術後からは順調に排尿できるようになり、無事に退院できました👏 膀胱炎は原因によっては予防できる病気です。繰り返す膀胱炎でお悩みの際は早めに適切な対処をしてあげることが重要です!
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2024.01.15TPLOを実施しました
今回TPLOを実施したのは10歳、3kgのミックス犬でした。突然歩けなくなったため、来院されました。(Instagramに動画を載せています)レントゲン上で明らかに脛骨の前方変位がみられたため、前十字靭帯断裂と診断し、TPLOを実施しました。 このわんちゃんは持病で糖尿病を患っていました。糖尿病の患者さんは感染症にかかりやすい上に結合組織が固まりづらいため、糸を使用しての関節外法は不向きと判断しました。 術中に膝関節内部を観察したところ半月板が大きく損傷しており内側半月板を切除する必要がありました。 術後の関節の不安定さは残りますが、2日目から歩けるようになり、退院としました。高齢犬ですが、飼い主様と一緒にまた歩けるようになり本当によかったと思います。
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2024.01.08右大動脈弓遺残(PRAA)に伴う食道閉塞の手術を行いました
生まれつき体の構造に異常(奇形)がある場合があります。PRAAは非常に稀な病気で、本来胎児のときに存在する右大動脈弓が成長しても退化せず残ってしまう奇形です。残った血管が食道を囲むように発達することで食道を締め付けてしまい、食事が食べれなくなってしまいます。 今回来院された子猫も離乳食に切り替えた頃から吐くようになり、2ヶ月齢になった当初も体重が400gしかなく栄養不足からの発育不良を引き起こしていました 下の図はレントゲン写真です。造影剤が食道から流れず貯まってしまい食道が拡張しています。確定診断のためにCT検査を行う予定でしたが、体調の悪化と飼い主様の強い希望もあり開胸手術を行いました。 術後しばらくして吐く回数も減り、口からご飯を食べれるようになってきました。 小さい体で日々懸命に生きようとする姿に、スタッフ一同励まされています。
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2023.12.27年末年始休診のお知らせ
こんにちは。きたなか動物医院です🐶 🎍年末年始のお知らせです🎍 12/30(土曜日) 通常診療 12/31(日曜日)~1/3(水曜日) 休診 1/4(木曜日) 10:00~12:00 処方されています内服薬の残量はお早めのご確認お願い致します。 皆様には大変なご不便をおかけしますが、よろしくお願い致します。
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2023.12.25前十字靭帯の断裂
前十字靭帯が完全断裂し痛みを生じていたワンちゃんに対して脛骨高平部水平骨切術(TPLO)を実施しました。膝蓋骨の内側脱臼も併発していたため同時に整復しています。 術後翌日に退院し、3日後には歩けるようになっていました。ナイロン糸などで固定する関節外法に比較して回復が速いこともこの治療法の魅力の一つです。 手術適応も幅広く、当院では4kgの小型犬から40kg前後の大型犬まで対応しています。
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2023.12.04つらい足腰の痛み
こんにちは、院長の北です🐶 セミナーで休診させていただき、ご不便をおかけしましたが、今日から診察を再開しています。セミナーでは骨、関節疾患に関して第一線で活躍されている是枝哲彰先生、林慶先生からご指導いただきました。得られた知見も多く、今後の診療に生かしていきたいと考えているため、また新しく病院でできることが増えた際には、こちらから情報を発信していきますので楽しみにしていてください! セミナーを通じて、足の痛みに気づかず、抱えて生きている犬猫たちが多くいる可能性を思ったために1月まで足腰の悩みに関して無料相談を実施したいと考えています。ご希望がある際は098-923-5015までご連絡ください👏
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2023.11.11休診のお知らせ
院長が整形外科セミナーに参加するため12/1(金)、12/2(土)は休診になります。 ご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご了承ください🙇♂️
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2023.11.04猫の尿石症😿
最近は気温も下がったためか、膀胱炎で来院する猫ちゃんが増えています。飲水量が下がると石ができやすくなるので、愛猫のトイレチェックをしてみてください。何度もトイレに入ったり、おしっこの色がおかしいような様子があればご相談ください👏
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